2007年05月14日

共感教育

共感教育』と言う言葉を先日、ある本で見かけました。

『共感』とは、子どもに親の愛情、思いやりを伝えていくことを言うそうです。icon

例えば、子どもが転んで何度も怪我をして帰って来たときに、お母さんが開口一番に「またあ?何でいつも怪我ばかりするの?注意して歩きなさい。」と言います。でも、子どもは、お母さんの優しい言葉を聞きたいのです。「また、怪我をしたのね。痛かったでしょうね。でも、これぐらいで済んでよかったね。」

相手を思いやり、声を掛けてあげる。これを、『共感教育』と言うのだそうです。

親の愛情を受けた子どもは大人になってつまづいても、新たなやる気が起こり希望や勇気が出るんですね。

こんな話も載っていました。
虐待を受けたやせ細った赤ちゃんがある病院に引き取られてきました。そして、その赤ちゃんのベッドにはこんな紙が貼ってあったそうです。
「誰でもこの子の前を通った人は、にっこりと微笑んであげてください。そして、時間があるなら優しく抱っこをしてあげてくださいね。」
その子は、たった3ヶ月でまるまると太り、よく笑う子になったそうです。icon

赤ちゃんは抱きしめられる事で人を信用するようになります。子どものうちからどれだけ
『好きだ』と言われて育つか、これは大事なことだと思います。親は、時間をかけて子どもと向き合っていかなければなりません。

働いているお母さんも、専業主婦であるお母さんも、子どもとどれだけ共感できるかが大切になってきます。親の愛情や思いやりを伝えてあげることは、子どもにとって信頼関係を生むだけでなく自分の存在価値を知り、それが生きていく自信に繋がっていくのだと思います。

なかなか、どう愛情を伝えればいいのかわからないというお母さんもいらっしゃるようですが、私は言葉ではなかなか言えないのなら、家庭が子どもの憩いの場所になるようにするだけでもいいと思います。

お父さんとお母さんがいつでも仲が良く、きちんと挨拶をするような「見せる教育」をしていくだけでも、子どもは穏やかに成長するのです。

子育てには、親自身に忍耐がいるものですよね。icon

でも、私も毎日の食事で「美味しい」と言われる方が、作ろうという気になります。「まずい」なんて言われ続けるとやはり、料理自体が嫌いになるかもしれません。私も、やっぱり思いやりのある言葉が聞きたいのです。子どもも同じなんですよね。

愛情と思いやりのある言葉のシャワーをたくさん、子どもに浴びせていきたいものですね。


                          共感教育


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Posted by erieri at 08:27│Comments(2)子育て
この記事へのコメント
なるほどー!!
また勉強させていただきました。
私も褒められて伸びるタイプ(笑)なので、
やっぱり愛情と思いやりのある言葉のシャワーを
たくさん浴びたいし、浴びせたいなと思います。
Posted by シー at 2007年05月14日 23:44
☆シーさん☆
褒められて嬉しくない人はいないと思います。
子どもだからこそ、褒めていいところを伸ばして
あげたいですよね。
Posted by erieri at 2007年05月15日 07:56
 
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